小児歯科

子どもが歯科治療に対して恐怖心を抱きやすい刺激としては,次のようなものがあげられます。
  ・聴覚的刺激:バキュームやタービンの音など
  ・視覚的刺激:鋭利な金属製器具,血液のついたがーゼや綿など
  ・治療に伴う直接的刺激:処置時の痛み,薬液の苦い昧など
 これらのなかでも,「痛み」は最も慣れにくい刺激であり,ある程度年齢が高くなっても,痛みを伴う処置や痛みを連想させる器具・器材などは恐怖の対象となりやすいものです。深めのう蝕の切削や歯髄処置,抜歯などは,十分な麻酔効果が得られないと痛みを伴いやすい処置ですし,先の尖った器具類は痛みを連想させます.痛みを伴う処置の繰り返しでは,子どもに限らず患者の恐怖心を取り除くことはできず,また子どもの協力性を向上させることもできません。そこで,処置時の痛みをなくすためには局所麻酔が必要になりますが,一方で,局所麻酔のための注射が痛みを与えるものであると,麻酔の注射自体が恐れの原因になってしまいます。子どもの歯科治療をできるだけ無痛的に行い,協力性の向上をはかるためには,まず“痛みの少ない局所麻酔のテクニックが重要です。



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